私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
その言葉に思わず目をそらす。
修が、たくさんいる女の子のうちの一人に私をしたときのこと、私は……。
「も、もういいよ、その話は……」
私の恋心はあの時で止まってたけど、修が帰ってきて、また動き出したような気がする。
ーーーそれも前とは違う形で……。
「修は……私が小学校の時、いじめられたら話聞いて一緒に解決法考えてくれた。中学の時、学校の勉強が難しくて悩んでたら勉強見てくれた。さっき言ってた高校受かった時もさ、あの時研修医で忙しかったのに来てくれた。大学入れたときも、修が両親より喜んでた」
私は息を吸う。「あの日のことだけが……修と私のすべてじゃないんだよね。私は、修にたくさん助けられたし、修のこと好きだったことも、良かったって思ってる。あの時の恋心まで後悔してるわけじゃない。だから、もういいの」