私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

―――次の月曜の朝。

 朝出勤した私を見て、栗山先生は首を傾げた。

「おはよ、ってどうしたの……? 週明けからひどい顔してるよ」
「いや……」

 私はげっそりしていた。
 修とあれ以上のことが何かあったわけじゃない。

 でも、キスされるたびに、触れられるたびに、緊張して。
 それどころか、修の顔見たり、手を見たり、声を聞いたりするだけでも緊張するようになっていた。

「わ、わかんなくて……この土日、とにかく緊張し疲れました……」

 そのせいか、どんな仕事や研究の時より、修といた土日でぐったり疲れていた。
< 288 / 388 >

この作品をシェア

pagetop