私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
 私はふと思い出して、抱きしめられたまま修の顔を見あげる。

「そういえばね、今日、壮汰さんに会って……」
「熊岡に会ったのか?」

 修の眉がピクリと動いた。

「うん。半年前に戻ってきてたんだよね。今日で2回目。修が大変だってこと聞いて……」
「どこも触られたりしてないよな」
「触られ……? むしろ、私が手を掴んでしまったというか……ふぇっ!」

 修は私を持ち上げて、そのままとある場所に向かった。私は、それがバスルームであることを知り、意味が分からないまま混乱して暴れる。

「ちょ! な、なに! おろして!」
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