私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
どう考えても反省すべきはそこではないのだが、私は意味が分からず混乱していた。
だけど、目の前の修は当たり前みたいな、むしろ騒ぐ私の方が変であるような顔をして、それから口を開く。
「下着は俺が脱がせる? 自分で脱げる?」
「ふぇっ……」
「3秒以内に答えないと俺が脱がせる。3,2……」
「じ、自分で!」
「いい子だ」
そう言われて一瞬褒められた、と思ったのが、どうも騙されている気がしてならない。
修の目線が私をさすと、朝の出来事を急に思い出して、身体が熱くなった。
「あ、あっち向いてて」
「5年前、全部見ただろ。ほくろの位置も全部覚えてる」
「っ……!」
(なんて記憶力だ!)
「あれから何度も何度も思い出してた。もう一度、俺にその身体を全部見せて」
修の言葉に導かれるように、私は息を飲んでゆっくり下着に手をかけた。