私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
バスルームの中、シャワーを上から浴びながら、私の立つ後ろに、修が立っている。
タオルを巻こうと思ったらだめだと言われ、修と反対向きで見えない方向を向いたら、こんなことになったのだ。
(おい、なんて状況だ……!)
そう思うのに、身体はそのままそこから動けない。少しでも振り返れば修に身体見られるし……。
そう思っている間も、修は後ろから私の首筋に口づけていた。
「目が眩むくらいキレイなままだな」
「っ……」
たまらなくなって壁に手をつくと、その手を掴まれて、そこにも何度もキスをされる。
「どっちの手?」
「え?」
「熊岡の手を握ったの」
「りょ、両手っ、ひゃっ……」
さらに両手の指の間を舐められ、頭が眩んだ。
頭上からシャワーの流れる音が、耳に反響する。
修は後ろから耳元に唇を寄せて、
「他の男に触れるのも、触れられるのも許さないから」
と低い声で囁いた。