私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
 栗山先生が慌てて立ち上がり、私にハンカチとティッシュ渡してくれる。

「大丈夫⁉」
「す、すみません……大丈夫です。ありがとうございます」

 そのままティッシュだけ受け取り、口や手、テーブルを拭くと息を吐く。

 それから私は何も聞かなかったことにして、食事を続けた。
 聞けば聞くほど恐ろしい話だ。

 しかしまだ栗山先生は栗山先生で話しを続ける。
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