私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「ちょ、大丈夫? え、どういうこと⁉︎ 幼馴染って教員⁉︎」
「と、とにかく……今日はもう私戻ります!」
「まだ僕食べきれてないし、ちょっと待って……!」
私が慌てて立ち上がると、
「くるみ、何してんの?」
と低い声が後ろからする。
しかも、聞いただけで分かるほど不機嫌な声。
私は怖くなって後ろを振り返ることなく、固まって何とか口だけを開く。
「な、何って見ての通りお昼食べてるだけデスガ……」
「男と?」
「男って……!」
私は思わず振り返って、修の怒っている表情に、ぐっと息をのんだ。
(え? どういう事? なんで怒ってんの……!)