私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
夜遅く、家に帰ってきた修は確かにご機嫌だった。
「おかえり」
「ただいま」
唇を合わせて、そのまま抱き合う。
修の冷たい身体が、私の熱くなった頬を冷やした。修の胸に顔を埋めると、少し緊張するけどドキドキして嬉しくなる。
そのとき、
「ふふっ」
修がこらえきれない、と言った様子で耳元で小さく笑う。私は眉を寄せて修を見上げた。
「なんかそこまで機嫌いいと怖いんだけど……」
「明日のこと色々考えてただけ」
そう言われて、私は思わず聞き返す。
「い、色々って?」
「聞きたいか? 聞いたら絶対につきあってもらうけど」
「いや、いい。やめておく」
どのみち、あと数時間後にはわかることだ。
それに……私を何に付き合わせるつもりだ、修!