私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「くるみ、気持ちいい」
「修……、修ッ」
「かわいい、くるみ。俺だけのものだ」

 何度もキスをして、何度も抱きしめて……。
 目の前にある修の幸せそうな顔を見ていると、心の中が暖かいもので満たされる。

「気持ちいっ……」
「あぁ、すごく気持ちいいな。俺とくるみだからできる気持ちいいことだから……。身体でも、心でも覚えて」

 これはお互いの愛を確かめ合う行為なんだと知った気がした。

 私は熱を持った手を修の背中に回して、修に自分からキスをする。


「好き、私、修のことが好きっ。全部、修の好きにしてほしいっ……」


 失いそうな意識の中、確かそんなことを口走った気がする。
 修が少し驚いた顔をした後、余裕のない顔で私を見つめた。

「……そんなこと言うのは反則。悪い子だ」

 それから先のことは、あまりにも私の想像を超えていて、ほとんど記憶がない。
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