私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「くるみさ、どういうつもりなんだ?」
「どういうって……」
「なんで気軽に男についていってるんだ」
「男って……修の友達だし、修の友達ならいい人でしょ?」
男に『いい人』なんてない。
自分がそうであるように……。
気付くとくるみを抱き上げていた。
「ひゃっ! え……え……?」
そのまま寝室まで歩き出す。ベッドの上にくるみを投げるように置いた。
「……え。な、なに?」
混乱するくるみに馬乗りになって、強引に顎を持つと唇を奪った。
「んんっ!」
そして初めて口内に舌をいれて、くるみの口内を全部味わった。くるみは混乱しながら、俺の背中を叩く。飲みこめなくなった唾液が頬を伝って、くるみは泣いて、それでも俺はそれをやめなかった。
もう止まることはできなかった。
二つの誤算を解決する方法は、一つしかなかったから。