私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

「もういいからっ。覚悟なんてとっくにできてるから……。もう、今日……最後までしてっ……!」

 そうしてくるみも少しずつ、少しずつ……
 俺の気持ちに近づいてきていた。

 心でも、そして身体でも、俺を欲するようになっていく。
 小さな変化が嬉しくて、俺は結構調子に乗っていた。

 くるみが妬く小さなヤキモチだって、すべてが愛おしくて。

「それで? 姫下とのことを誤解してヤキモチやいて、抱いてくれって言ったってことでいい?」
「そういうことじゃっ」
「ない?」
「なくないけど……」
「今、抱きたくなった」

 俺が言うとくるみが身体を固くする。

―――もっと想像して? くるみ……。

 俺がしたように。何度も何度も。

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