私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 修は私の肩に何度か口づけながら、ふふ、と楽しそうに笑う。

「くるみが俺を受け入れてくれて嬉しかった。ずっと俺だけが、くるみのこと欲してた気がしてたから」

 顔を上げた瞬間を見計らって、くるりと上を向かされてキスされる。
 無理矢理に唇をこじ開けられ、濃いキスをされると、それにもう十分慣れているせいか身体が熱くなって、勝手に自分の腕が修の背中に回ってしまう。

「んっ」
「くるみ、好きだ」

 朝から、修から出る甘い言葉に、蕩けさせられる。
 昨日も散々蕩けたのに。

 キスのたびに、「好きだ」「愛してる」と甘い言葉が降ってくる。
 私はそのくすぐったい響きにふふっと微笑んでしまった。

 それから修の目を捉える。

「修のこと、好き。こんなことしても……こんなことしたからかな、もっと好きになった気がする」
「かわいい、くるみ。愛してる。どんなくるみも全部」
「私も」

―――修になら食べられて、よかった。

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