私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
次の瞬間、私は思わず修に抱き着いていた。
「私は? 私は置いていくの?」
「くるみは大学があるだろ。せっかく努力して大学受かったのに。研究もこれから楽しくなる」
「でも……私!」
私は叫ぶ。
(今になって、ちゃんと分かったんだ)
そして息を吸ってから続けた。
「私、修にぃが好き。大好きなの! 小さい時からずっと修にぃのことが大好きだった!」
「待て」
「私、誰よりも修にぃのこと知ってる。私、修にぃに追いつきたくて、この大学選んだ」
「待てって」
(修にぃのこと思ってた以上に好きだった)