私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
私は意を決して叫んだ。
「私、修にぃについていく。修にぃとずっと一緒にいる!」
「だめだ」
きっぱりと修は言う。
私はその言葉を聞いていつの間にか泣いていて、涙目のまま修を睨んだ。
「なんでよ……? なんでついていったらダメなの?」
「くるみはまだ何も分かってない。ついてきても俺は忙しいし一緒にいられるわけでもない」
「私が修にぃを支えるから大丈夫。結婚してでもついていく!」
「軽々しく言うな」
「わかってるもん! 覚悟だってしてる!」
今、この人の手を離したら絶対に後悔する。
そう思っていた。
全部捨てても、修が好きだと。
それくらい大好きだと思った。
―――ずっと前から……きっとそうだったんだ。