私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
朝ごはんは普段はトーストを焼くだけだけど、今日は白米に味噌汁、焼き魚を用意していた。
別に深い意図はない。
ただ、自分が食べたかっただけだ。
修とテーブルで向かい合って朝食をとる。
修は一口食べると微笑んで私の方を見た。
「ウマいな。日本に帰ってきたんだなって思う」
「そう? ……よかった」
私は黙って目の前の朝食を食べ続けた。
そして時々、修の方を盗み見る。
修はすごい勢いで食べていて、
それを見て思わず私も微笑んでいた。
そうだよね、5年も日本を離れていたんだし……。
これくらいするのは……いいよね。