私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 食事のあと、出勤する準備をしていると、
「俺もまた出勤だから一緒に行くか」
と修が言い出す。

 私はその言葉に思わず眉を寄せた。

「えぇっ、それはやだよっ!」

(それだけは絶対に嫌! 昨日の今日だし余計だ)

 私の言葉に修の眉がピクリと動く。

「なんで?」
「だって、一緒に行くとこ見られたら嫌だもん。付き合ってるって誤解されても迷惑だし」
「誤解じゃないだろ」

 そう言われて思わず私までむっとした。

「だから、私は誰とも付き合う気もないって言ったでしょ」

 そして続ける。

「あのさ。はっきり言っておくけど、私が修と今後付き合ったり、結婚したりすることは絶対ない。本当にちゃんと家さがして早く出て行って。無理ならホテルでも行ってよ。……私、もう先に出るからね」
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