私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~

 荷物をもって修の家に行くと、修が少し驚いた顔をして私を見た。

「荷物そんなにあるのか」
「へへ、ちょっとね」
「そこの部屋、使っていいから」

 私の持つ大きなキャリーケースと大きなバッグを見て、修は一つの空き部屋を指さして言った。

 修の住むマンションは一人暮らしなのに結構広い。
 実は修のご両親も別の大学の大学病院のお医者さまで、しがないサラリーマンと専業主婦の家庭である我が家とは生活水準が大分違う。

 それでも、修の母親と私の母親も幼馴染だったこともあり、さらにご近所さんだったこともあり、さらには幼いときから私が修に懐いて修から離れなかったため、修と私は9歳という年齢差がありながら、仲のいい幼馴染なのだ。
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