私、今度こそあなたに食べられません! ~戻ってきた俺様幼馴染ドクターと危ない同棲生活~
「こうしてていい?」
「読みにくい」
「いいじゃん。……やっと掴んだんだから」
私は修の背に回した手に力を込めた。「修の事、小さい時からずっと好きだったんだから」
修の顔を見ると、そのまま修がキスをしてくれる。
唇が離れた時、なぜか恥ずかしくなって顔を下に向けた。
「くるみは自分からするときは照れない癖に、こっちからすると照れるんだな」
「し、しらないぃぃいいい……!」
修からされると、なんだかすごく恥ずかしいのはなんでだろう。
そんなの考えたことなかったけど、確かにそうなのだ。
修の顔をちらりと見ると、修は悪い顔で笑っていた。
なんだか、いじめっ子の顔してる……。
「な……なによ、その顔」
「ハハ、もっといじめたくなるな」
修はそう言うと、私の手首を軽くつかむ。
それから、顔をまた近づけてきた。
(やっぱり、なんだかすっごい恥ずかしい!)