僕惚れ①『つべこべ言わずに僕に惚れろよ』
素直に告白しよう。
僕は、初めて見る夏服姿の葵咲ちゃんに、すごく興奮した。
少し見ない間に、何て魅惑的に成長したんだろう!
白いセーラーブラウスをツンと突き上げる女性らしい丸いふくらみの双丘。あれに触れられたなら、どんなに心地いいだろう。
彼女の色香に吸い寄せられるように、僕は思わず葵咲ちゃんを抱き寄せてしまっていた。
頭上から降り注ぐ蝉時雨が、耳の奥でわんわん響いている。
つい今し方まで身を潜めていた鳥居の陰に葵咲ちゃんを連れ込むと、柱に彼女の背中を押し付けて退路を断つ。突然の僕の暴挙に驚いた彼女が、僕を見上げながらキッと睨みつけてきた。
例えその表情がどんなものであったとしても、今この時、間違いなく彼女は僕を見てくれている。そう思うと、その視線が堪らなく僕を奮い立たせた。
睨んでも僕がひるまなかったからか、彼女の愛らしい口が、抗議の声をあげようと息を吸い込む。
だが、僕は、彼女が声を発するのを許さなかった。
僕は、初めて見る夏服姿の葵咲ちゃんに、すごく興奮した。
少し見ない間に、何て魅惑的に成長したんだろう!
白いセーラーブラウスをツンと突き上げる女性らしい丸いふくらみの双丘。あれに触れられたなら、どんなに心地いいだろう。
彼女の色香に吸い寄せられるように、僕は思わず葵咲ちゃんを抱き寄せてしまっていた。
頭上から降り注ぐ蝉時雨が、耳の奥でわんわん響いている。
つい今し方まで身を潜めていた鳥居の陰に葵咲ちゃんを連れ込むと、柱に彼女の背中を押し付けて退路を断つ。突然の僕の暴挙に驚いた彼女が、僕を見上げながらキッと睨みつけてきた。
例えその表情がどんなものであったとしても、今この時、間違いなく彼女は僕を見てくれている。そう思うと、その視線が堪らなく僕を奮い立たせた。
睨んでも僕がひるまなかったからか、彼女の愛らしい口が、抗議の声をあげようと息を吸い込む。
だが、僕は、彼女が声を発するのを許さなかった。