僕惚れ①『つべこべ言わずに僕に惚れろよ』
建物に付随しているいわば玄関代わりのもう一基の小型エレベーターは、一階エントランスと、七階の受付ロビーにしか止まらない設定になっている。
外部から建物内に入ってきた者達は、学生・教授の区別なく、皆一律に一階エレベーターエントランスと、七階図書館ロビーにしか行けない、と言うことだ。
その上、エントランスから最上階に上がる小型エレベーターの出口は、受付の真正面に位置しているので、利用者たちは、上がってきたと同時に大抵カウンター内の人間と目が合う。
ここを葵咲ちゃんが訪れたなら、僕は十中八九気付くことが出来るだろう。
外部から建物内に入ってきた者達は、学生・教授の区別なく、皆一律に一階エレベーターエントランスと、七階図書館ロビーにしか行けない、と言うことだ。
その上、エントランスから最上階に上がる小型エレベーターの出口は、受付の真正面に位置しているので、利用者たちは、上がってきたと同時に大抵カウンター内の人間と目が合う。
ここを葵咲ちゃんが訪れたなら、僕は十中八九気付くことが出来るだろう。