僕惚れ①『つべこべ言わずに僕に惚れろよ』
帰ってから携帯を充電器に挿し、数週間ぶりに電源を入れてみると、学園長や両親からの通知に混ざって、葵咲ちゃんからの連絡が一番たくさん入っていた。
しかも、そのほとんどは退院後の日付で。
着信履歴よりも、コンタクトツールアプリでの「元気?」とか「無理しすぎてない?」とか「連絡待ってます」などの方が、彼女の気持ちが言葉になって見える分、僕には堪えた。
退院して随分経つというのに……僕は未だに葵咲ちゃんにめちゃくちゃ心配を掛けている。
しかも、そんなメッセージをずっと未読だったとか……絶対物凄く不安にさせている。
そう思った僕は、充電もそこそこなスマホで、すぐに葵咲ちゃんに連絡を取った。たちまち彼女の反応が欲しかったから、メッセージアプリは介さずに電話をかける。
さんざん彼女を待たせておいて、僕はつくづく勝手な男だと思う。
しかも、そのほとんどは退院後の日付で。
着信履歴よりも、コンタクトツールアプリでの「元気?」とか「無理しすぎてない?」とか「連絡待ってます」などの方が、彼女の気持ちが言葉になって見える分、僕には堪えた。
退院して随分経つというのに……僕は未だに葵咲ちゃんにめちゃくちゃ心配を掛けている。
しかも、そんなメッセージをずっと未読だったとか……絶対物凄く不安にさせている。
そう思った僕は、充電もそこそこなスマホで、すぐに葵咲ちゃんに連絡を取った。たちまち彼女の反応が欲しかったから、メッセージアプリは介さずに電話をかける。
さんざん彼女を待たせておいて、僕はつくづく勝手な男だと思う。