暴走族に捕まりました

不登校のクラスメイト

 私のクラスには、初日から全く来てない生徒がいた。
 名前は、水沢潤って言うらしいが、顔は知らない。興味もなかった。

 ゴールデンウィーク。
 コンビニのバイトを22時まで行い帰る途中だった。
「何してるの?可愛いね。暇なら遊ぼ。」
チンピラ3人に絡まれた。
無視した。
「無視しないでよ。」
腕を掴まれ、引っ張られた。
「遊びに行こうよ。」
「行きません。」
「いいじゃん。」
手を強引に引っ張られ、路地につれて行かれた。
怖かった。
「真面目そうな子見ると、めちゃくちゃにしたくなる。」
服を触られそうになった。
「やめて下さい。」
「嫌だね。」

急にチンピラ1人が飛んでった。
一瞬だったから、よく見てなかった。
「お前ら何やってんの?嫌がってるよ。
やめたって。」
「やべ。desireの総長だ。
申し訳ありません。」
チンピラが逃げて行った。

「ありがとうございました。」
「気をつけて帰ってね。バイバイ。」
金髪に特攻服だった。

『暴走族っぽいけど、いい人もいるんだ。』
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