今日も久遠くんは甘い言葉で私を惑わす。
「けどっ……好きに、なっちゃ、だめな気がするっ……」
これ以上、久遠くんにハマってしまったら、もう後戻りができない気がする。
「……それは、どうしてかなぁ?」
「久遠くんはっ……ゆ、優秀、だからっ……?」
「なんで疑問方になるのかな」
ぎくっ……
「え、えへへっ……私、おバカだからわかんないかなっ……」
「ふふふっ、そっか。じゃあおバカな天音ちゃん僕のあげた婚約指輪、どこのゴミにあげたのか教えてくれるかな」
「あっ……えと……」
す、素直に言っていいのかなっ……?
でも、そしたら伯斗先輩が、こ、殺されちゃうっ……!
「じ、自分れっ……」
キーンコーンカーンコーン
ナイスタイミングで授業が終了して、私は陽奈ちゃんに助けを求めた。
「陽奈ちゃんー!!!」
「ははっ、大変そうね。あ、あとおめでと誕生日!」
「あ、ありがとう……」
で、でもいまはそれどころじゃないんだよぉっ……!!
「誕生日プレゼントはあとで渡すわね」
「あ、ありがとうっ……あっ……で、陽奈ちゃ——」
「天音」
「ら、蘭くん……!?」
久遠くんに抱きしめられたまま蘭くんに呼ばれて振り向こうとするけれど、久遠くんに押さえつけられて拒まれた。
これ以上、久遠くんにハマってしまったら、もう後戻りができない気がする。
「……それは、どうしてかなぁ?」
「久遠くんはっ……ゆ、優秀、だからっ……?」
「なんで疑問方になるのかな」
ぎくっ……
「え、えへへっ……私、おバカだからわかんないかなっ……」
「ふふふっ、そっか。じゃあおバカな天音ちゃん僕のあげた婚約指輪、どこのゴミにあげたのか教えてくれるかな」
「あっ……えと……」
す、素直に言っていいのかなっ……?
でも、そしたら伯斗先輩が、こ、殺されちゃうっ……!
「じ、自分れっ……」
キーンコーンカーンコーン
ナイスタイミングで授業が終了して、私は陽奈ちゃんに助けを求めた。
「陽奈ちゃんー!!!」
「ははっ、大変そうね。あ、あとおめでと誕生日!」
「あ、ありがとう……」
で、でもいまはそれどころじゃないんだよぉっ……!!
「誕生日プレゼントはあとで渡すわね」
「あ、ありがとうっ……あっ……で、陽奈ちゃ——」
「天音」
「ら、蘭くん……!?」
久遠くんに抱きしめられたまま蘭くんに呼ばれて振り向こうとするけれど、久遠くんに押さえつけられて拒まれた。