今日も久遠くんは甘い言葉で私を惑わす。
「久遠くん、私と出会ってくれてありがとう……迎えにきてくれて、ありがとう」

「ふふっ、僕こそありが——」


愛しさが爆発して、私は久遠くんの頬に手を当てて思わずキスをした。


「っ……!」

「あっ……ごめんね!大好きが爆発しちゃって……」


わ、私とんでもないことした……!!


「……そんなことない……!ありがとう……これからも、いっぱいしてね」

「っ……う、うん……」


めちゃくちゃ恥ずかしいけど……。


すると久遠くんは私の頬に優しく手を当てて、視線を私に注いだ。


「天音、好き。ちょー好き大好き天音しかいらない見えないマジで好き」

「っ……私も、好き……」

「……僕、すごく重いけどこれからも一緒にいてくれる?」

「うん!」


重いってことは、愛してくれてるってことだもんね……!


「ずっと一緒!!」

「ふふっ、うん!……やっぱり、デートはやめた」

「ふぇ……!?なんで!?」


た、楽しみにして、今日髪型セットしたのにっ……!!


「今日は天音とイチャイチャしてたい」

「えええっ……!?ううっ……でも……」


それでも、いいかも……。


それも、とっても嬉しい……。
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