今日も久遠くんは甘い言葉で私を惑わす。
なにしてるのか、気になるなぁ。


「天音!」

「ん?どうしたの陽奈ちゃん」

「なんかやりたいことある?」

「うーん」


せっかく久遠くんの身長があるし……、なにかそれを活かせる遊びがいいかなぁ。


「……あ!!じゃあ、抱っこするってどう?」

「抱っこ……?あ!もしかして、彼氏さんの身体で自分の身体を抱っこするってこと?」

「そう!!」


それはとってもいい案かもしれない……!!


「いいねいいね!賛成……!!!」

「よし、そうとなればアイツらを連れてくるわよ!」

「うん!」


私は廊下に通ずるドアに手をかけて、ドアを開けた。


すると……。


「久遠くん大好き……!!」

「颯しかかたん……!!」


私たちの身体を使ったふたりが……そんなことをいいながら、ビデオを撮っていたのだ。


「ちょ、なにやってんのよ!!」

「や、やめてよ久遠くん……!!!」


ありえない……!!


「変なことしないで……!!」

「変なことって、せっかく天音になれたんだから僕の愛を綴ってるたけだけど」

「それが変なことなの!」

「……で、なにしにきたの?」


は、話誤魔化された……!!!
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