今日も久遠くんは甘い言葉で私を惑わす。
「っ……!お……お恥ずかしいでしゅ……ありがとう……」

「あー……………うん、全然。めっちゃ美味しかった」

「そ、それはなにより……」


ふふっ、よっぽど恥ずかしかったんだろうな。

すっげぇ可愛い顔してる。


「……あー好き。大好き。天音は俺のこと好きだよね?」

「うん、だぁいすき!!」


ソファに座っている俺の方を向いて、ぎゅっと抱きついてきた可愛い天音。


「あー……可愛いね。このまま離さないから」


この可愛いの、俺のなんだから離さない。


天音の腰あたりに手を回してぎゅっと密着させる。


「えへへっ……私も離さないもん……!!」


まだまだ可愛いものだけど、抱きしめる力を強めた天音。


あー……力が全然ないところも可愛い。


「本当にいいんだね?このまま死ぬまで離さないよ」

「そ、それはさすがにっ……!!!」


あわあわと真実だと思い慌てる天音。


そして挙句の果てにうるうると涙が出そうになってる。


「久遠くんと、デートとかしたいし、死ぬまではやだよ……?」

「あー……わかってる」


なんでこんなに可愛いのかわかんない。


好きすぎて死ぬ。


この世に生まれてくれてありがとう天音……。


俺は永遠に天音を離さないよ……死んでも。


首輪をつけて監禁することはできなくても、天音と俺を繋ぐその指輪で縛ってあるから。


この先一生ドキドキして天音を魅了してあげる。


だから覚悟してね。


そんな思いを心に、俺は天音に口付けた。



——これからも、死ぬほどの愛に埋まって——
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