HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「お久しぶりです。雪姫さん」

「久しぶり…コーガ君」

コーガの表情は浮かなかったが、二人は途中参加でパーティーのメンバーに加わった。

「どうぞ」
と私は二人にオレンジジュースの入ったグラスを渡した。

「俺は二十歳超えてるんだけど…」

「あ…ゴメン…トモ」
「まぁー…明日も仕事だし…ジュースでいいよ」

「さすがはメディア王…『スターファイブ』を呼ぶなんて…凄いな…」

神楽坂社長が達生さんを羨ましがった。

「白石社長…結婚おめでとうございます!!」
とトモの乾杯の音頭でもう一回全員で乾杯した。

「そうだ…奥さんの名前訊いてなかった・・・」

「雪姫だ…トモ」

「雪姫さんか…可愛い名前だな…そう思わないか?コーガ」

「そうだな…」

コーガは何処か緊張していた。

いつものコーガじゃない・・・
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