HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
初めて夫婦として繋がりを持った朝。

私と達生さんは互いに裸で寄り添い眠っていた。

私の方が先に起きて上体を起こす。

間近に見える達生の寝顔。

昨日、抱かれた筋肉質で厚い胸板が見える。

下肢に感じる違和感。

昨日の初夜の光景が脳裏に浮かび、思わず全身が紅潮した。


「起きたのか?」

私の目覚めを察して、彼もグーズグレーの瞳を開けた。

「おはよう…」

私は布団を引っ張って、胸を隠した。

「隠さなくてもいいのに・・・」

彼が口惜しそうに言って、体を起こした。

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