HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
私たちが宿泊するスイートルームの前には逢沢さんが立っていた。

「部屋で…お二人を待っていますよ」

「だろうな…」

逢沢さんは達生さんに部屋のカードキーを渡した。

「俺は此処で待機しております。社長」

「頼むぞ」

達生さんがカードキーでドアのロックを解除、二人で部屋に入った。

達生さんのお友達はどんな人だろう…

狭い通路を歩いていくと急に視野が広がり、広々とした空間の中に入った。

「遅いよ…達生さん」

「えっ!?えぇ~っ!?」

達生さんのお友達は私の推しのコーガだった。

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