HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
とりあえず、一週間の着替えと通帳と印鑑、携帯の充電器、メイク道具と使い慣れた鍋や包丁とフライパンをトラベル用のキャリーバックに詰め込んだ。

「早いですね…」

「あ、はい…とりあえず、当面生活に必要な物をこのキャリーバックに詰め込みました」

「貴方がそれでいいのであれば…社長のマンションに向かいますよ」

逢沢さんが私のキャリーバックをトランクに詰め込んだ。

私たちは達生さんの住むマンションに向かった。

達生さんの住む場所は南青山。
おしゃれなセレブマンションを想像した。

外観といい、エントランスも超お洒落で広々としてて、噴水まであった。

「ここが社長の住まい『アーバンヴィラ・南青山』です」

「へぇー…」

「敦司様の方には社長、話をしているんでしょうか?」

「えっ?」


「まぁ、急ぎましょう」

逢沢さんが私をエレベーターホールへと案内してくれた。

「社長のお住まいは最上階です」

「最上階!?」

「はい」

最上階って事はペントハウス!?

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