HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
高いなぁー…この天井。

三メートルはありそう。
キッチンはレストランの厨房のように広く、ダイニングテーブルは大人数用。

レストラン開店できそう。

伊集院さんと三人で住んでも広すぎるよ!?

私はリビングスペースのソファに腰を下ろして、全面硝子越しに見える東京の昼間の景色を見つめた。

携帯のカメラ機能で景色をパシャパシャと撮影。

「あ…充電が切れかかっている…」

私はキャリーバックを開けて、充電器を探した。

「あれ、どこに入れたかな??」

ソファの上には私の荷物で一杯になった。

「あったあった…」

 充電器が見つかったと思えば、今度はコンセント探しに苦労した。

コンセントを見つけ、ようやく携帯の充電にあり着けた。

「なんだか…色々と疲れた…」

私はそのままラグの上でうたた寝してしまった。

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