HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「お見合いはいつなの?」

「来週の日曜日」

「・・・」

「就職の時、お世話になったでしょ?」

「・・・」

「お願い!!雪姫…彼と結婚して」

「・・・結婚前提なの??その話断れないの?」

「断れるワケないだろ??お父さんと白石先輩の関係をつぶす気か?雪姫」

「・・・」

白石家は元華族の名家。
白石家は『順天堂』の創業一族。

ほとんどの株の所有しながら他者に経営を任せたいたが、経営者の不祥事で会社が危機に瀕した後は一族経営に戻し、会社を急成長させた。

白石社長は三代目。

彼自身、メディア界のカリスマと呼ばれていた。

「分かりました…」

私は渋々承諾した。
< 7 / 155 >

この作品をシェア

pagetop