HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
私は一体誰と結婚したのかな?これではまるで、伊集院さんが私の旦那様のよう。


「本当に手際いいですね…」

「言っておくが、達生は何もできないぞ」

「・・・そうだとは思っていましたが…」

「まぁー…達生の母親は料理研究家だからな…仕方がない」

「スムージーできたぞ」

私の目玉焼きも完成していた。

「達生を起こしてくれ。雪姫さん」

「あ・・・はい」

私は寝室で眠る彼を起こしに向かった。

「キャーッ!!」

静かだった寝室に私の叫び声が聞こえた。

「もう少しましな起こし方できないのか?雪姫」

「だって…貴方が裸で寝てるから…」

「裸じゃない…ちゃんとズボンを穿いてるぞ」

彼は布団を捲って、ズボンを見せた。

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