HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
お義父さんが急に私と達生さんの入籍パーティーをしようと言い出し、急遽、私たちは邸宅に行く羽目になった。
「まぁー…白石家ではよくある事だ…雪姫もそのうち慣れるよ。母さん」
「結生は言い出したら、実行してしまう人だから…」
「地球は自分を中心に回っていると思ってるんだよ…」
達生さんとお義母さんはその場に居ないお義父さんの事を言いたい放題。
「達生さんだって…強引でしょ?」
「いきなりなんだよ!?雪姫」
彼は鳩がマメを食べたような驚いた顔をした。
「そうね…親子だもんね…仕方がないわ…雪姫さん…」
「二人して俺が父さんに似てると言いたいのか?」
「達生の強引さは結生さんの強引さをマイルドにした感じね…」
「お義母さんの言う通りです」
「今…お義母さんって言ってくれた?嬉しいわ…仲良くしましょうね…雪姫さん」
「はい」