HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
「どうぞ…」
「ありがとうございます。お義母さん」
お義母さんは、全国に海外に和洋折衷の飲食チェーン店を展開する運営会社『キングダイニング』の令嬢。
会社経営が傾いた時、お義父さんと政略結婚をして、経営難を免れたと達生さんから訊いた。
お義母さん自身も有名な料理研究家。
「このスコーンは二人の為に焼いたのよ…食べてみて」
「お義母さんの手作りですか…食べるの楽しみです」
「俺の好きなチョコチップ入りのスコーンだ…いただきます」
「達生さんの大好きなスコーンか…私もお義母さんに教わって作らないと」
「じゃ後でレシピあげるわ」
「はい」
「でも、あの時から二人は結ばれる運命だったのね…」
「!?」
スコーンを食べているとお義母さんがそう呟いた。
「母さん…雪姫は記憶がないんだ…変な事を言わないでくれ」
「ゴメンなさい…あ…私はパーティの準備があるし…行くわ。二人でくつろいでて」
お義母さんは慌てて出て行った。
「全く」
達生さんは盛大な溜息を吐き、二つ目のスコーンを頬張った。
「ありがとうございます。お義母さん」
お義母さんは、全国に海外に和洋折衷の飲食チェーン店を展開する運営会社『キングダイニング』の令嬢。
会社経営が傾いた時、お義父さんと政略結婚をして、経営難を免れたと達生さんから訊いた。
お義母さん自身も有名な料理研究家。
「このスコーンは二人の為に焼いたのよ…食べてみて」
「お義母さんの手作りですか…食べるの楽しみです」
「俺の好きなチョコチップ入りのスコーンだ…いただきます」
「達生さんの大好きなスコーンか…私もお義母さんに教わって作らないと」
「じゃ後でレシピあげるわ」
「はい」
「でも、あの時から二人は結ばれる運命だったのね…」
「!?」
スコーンを食べているとお義母さんがそう呟いた。
「母さん…雪姫は記憶がないんだ…変な事を言わないでくれ」
「ゴメンなさい…あ…私はパーティの準備があるし…行くわ。二人でくつろいでて」
お義母さんは慌てて出て行った。
「全く」
達生さんは盛大な溜息を吐き、二つ目のスコーンを頬張った。