HONEYHOLIC(2)運命ウエディング~身代わり見合いの代償は溺愛~
パーティー会場となった場所はダイニングルーム。

大きなダイニングテーブルはお義母さんの手料理で埋め尽くされていた。

「相変わらずお母さんの料理は彩が綺麗ね…」

「座って座って」

私と達生さんを取り囲むように皆が腰を下ろした。

「麻有…俺の用意していたスパークリングワインは?」

「これです…結生さん」

「サンキュー」

「白雪姫…達生にはもう一人妹が居るんだ。名前は美有(ミユ)だ」

「美有は結婚して今は旦那の仕事の都合でアメリカに住んでいる。俺の方から美有に結婚したとメールしたから…」

「そうか…俺もメールした。達生と白雪姫の結婚を心からお祝いしていると返事が来た」

私たちの結婚は皆から祝福を受けていた。

「ありがとうございます」

「兄貴が悪さをしたら、相談するのよ…雪姫さん…」

「そうだ…白石家皆が…白雪姫の味方だ…」

「俺の味方はいないのかよ!?」

達生さんは嘆いた。

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