この恋の結末は
「ねぇ、どういうこと!!!」
あぁ、美琴につかまってしまった。なんて、失礼なことを思ってしまった。

「え、?お疲れ、、うん、美琴はどこ行くの?」
「総務に用事があって、そうじゃなくてさ、あんたたちいつ別れたのよ。」

「わかんない。そもそも付き合ってなかったのかも、あはは、なんかもう私の勝手な妄想だったのかも、、」

「つらいのに笑うな。こういう時は頼ってよ。なんで、いつも一人でしょい込もうとするの。今日終わったら家行くから起きててよ。」

「あはは、大丈夫だって、美琴も忙しいし、明日も仕事だし、大丈夫、大丈夫、!」

「愛菜って大丈夫じゃないときほどすぐに大丈夫っていうだよ。同期なめんな。だから、今日愛菜の家に行くことは決定事項なの。玲も心配してた。昨日も今日も死にそうな顔で仕事してるって、みんな心配してる。本当に。」

「そ、そっか、なんか、ごめん、、」

本当に美琴は優しいな、本当に隠し事できないな。一人じゃ気持ち整理できなかったから感謝しないとだ、、
美琴はエントランスまで送って行ってくれるみたいだ。

「ま、橘!!!!」

会社のエントランスで呼び止められ振り返ると、優君がいた。
「え、あ、八神君、どうかした?」

「いや、えっと、ちょっと来て、、話しよ」

「愛菜は体調悪いのでもう帰らせてあげてください。浮気野郎は気安く愛菜に触らないでください」
正直まだ優君と話をする勇気はないから美琴の言葉はありがたい。

「いや、違くて、浮気じゃなく「あ!!いた!八神さん!!」」
一番見たくない組み合わせになってしまった。

「姫川さん、何かあった?」

「部長が探してました!!なんか急ぎの案件ぽくって!!」

「え、わ、わかった。すぐ行く!!」
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