この恋の結末は
そんなこんなで慌ただしい1日はあっという間に過ぎた。

「先輩!もう定時ですよ!帰れますか??」

集中しすぎて今日も外が暗くなっていることにも気づいていなかった。

「うーーーん、切り悪いからこの資料だけ作って帰ろっかな、、」

「手伝いましょうか?」

「大丈夫。すぐ終わるから先に帰りな?」

「本当ですか?」

「そんなに心配しないで、大丈夫。ありがとう。」

いつからだろう、大丈夫が口癖になったのは、人に上手く頼ることができなくなったのは、、、本当はまだ終わる気配はない。これは私の仕事だし、今日の雅ちゃんはいつもよりも疲れて見えた。これ以上の負担をかけてはいけない。自分が納得いつ資料を作りたい。あと少しだけ頑張ろう。



よし、ここまでやっておけば期限までに間に合うはず。
切りがつき、時計を見ると ”22時” あぁ、今日もやってしまった。
いつも集中しすぎるとあっという間に時間が過ぎてしまう。

急いで帰って今日は疲れたしすぐに寝よう。と意気込んでオフィスを出る。

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