この恋の結末は

家につけば、私のエネルギーはもうない。最後の力を振り絞って寝る準備をすまし眠りについた。このままずっと寝ていられたら知りたくない現実も見て見ぬ振りができるのに、、、なんてね。

そんな願いも届かず、朝はやってくる。今日もケータイのアラームに起こされる。

襲い来る睡魔に打ち勝ち今日こそは定時に帰ると意気込んで家をでた。

いつものカフェラテは目を覚まし一気に仕事モードに切り替える。

「先輩！おはようございます！」

「おはよーー。」

「眠そうですね、寝不足ですか？」

「そうだね、疲れがたまってるみたい」

「今日は、絶対に定時に帰りましょう！！」

「うーん。今日もがんばろ。」

雅ちゃんと話をしながら仕事を始める。朝のルーティンをこなしメールを返していると同期の藤堂君に話しかけられた。
藤堂玲君は同じ企画部のでリーダーだ。背が高くて、黒髪マッシュが似合うメガネ男子だ。指揮命令がきちんとできるし後輩の面倒やサポートまでスマートにこなす。頼れるお兄さんだ。


「おはよう、橘。プロジェクトの企画進行状況はどんな感じ？」

「おはよう、藤堂くん。順調かな、企画書あと少しでできるから、確認お願いね。」

「橘の企画書は俺が確認しなくてもいいだろー。でもあんまり根詰めすぎるなよ？昨日も遅かったんだろ？」

「うーん、まぁ、気を付けまーす。」

「なんか、信用ないな、その返事。」

「大丈夫、心配しないで！今日こそは定時に帰って見せる！！」

「だと、いいんだけど、、」