最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
ゲームの中では、ヒロインだって、魔力を使い過ぎて昏睡状態になってしまっていた。
心配でたまらなくなって、アルヴィンの手を握りしめて、彼を見上げる。
「ああ、もちろん。それに普通に結界を張ることも可能だが、今回はこれを使うつもりだ」
アルヴィンは、三角形の石のようなものを取り出した。大きさは、手のひらよりも少し小さいくらい。漆黒で、表面がつるつるしている。
「これって、魔道具なの?」
セシリアはそっと、それに触れた。
魔道具は、この国ではあまり発展していない。アルヴィンにこの腕輪を贈られるまで、実際に見たことがないほどだ。
それなのに、王都に結界を張れるほどの魔道具を、どうやって手に入れたのだろう。
「どうやって手に入れたの? 結界が張れる魔道具なら、とても高価では……」
「いや、これは結界を張る魔道具ではない。使った魔法の威力を保つものだ。公爵家の屋敷にある、冷蔵室に置いてあるようなものと同じ効果だ」
「え?」
たしかに冷蔵室には、一定の温度を保つための魔法を掛け、それを維持するために魔石を使う。でも魔石は、小石ほどのとても小さなものだ。
心配でたまらなくなって、アルヴィンの手を握りしめて、彼を見上げる。
「ああ、もちろん。それに普通に結界を張ることも可能だが、今回はこれを使うつもりだ」
アルヴィンは、三角形の石のようなものを取り出した。大きさは、手のひらよりも少し小さいくらい。漆黒で、表面がつるつるしている。
「これって、魔道具なの?」
セシリアはそっと、それに触れた。
魔道具は、この国ではあまり発展していない。アルヴィンにこの腕輪を贈られるまで、実際に見たことがないほどだ。
それなのに、王都に結界を張れるほどの魔道具を、どうやって手に入れたのだろう。
「どうやって手に入れたの? 結界が張れる魔道具なら、とても高価では……」
「いや、これは結界を張る魔道具ではない。使った魔法の威力を保つものだ。公爵家の屋敷にある、冷蔵室に置いてあるようなものと同じ効果だ」
「え?」
たしかに冷蔵室には、一定の温度を保つための魔法を掛け、それを維持するために魔石を使う。でも魔石は、小石ほどのとても小さなものだ。