最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
原因はもちろん、守護騎士のアルヴィンだろう。
初対面で彼に見惚れない女性なんかいない、とセシリアは断言することができる。
「どうした?」
急に立ち止まったので、人の流れに巻き込まれそうになっていたらしい。アルヴィンはさりげなく肩を抱いて、そこから助け出してくれる。
「忘れ物か?」
「ううん、大丈夫。少し緊張しているのかも」
我ながらコミュ障気味かもしれないと思うが、初対面の場は苦手だ。しかも最初の交流会のときに倒れてしまい、ヒロインとしか接触することができなかった。
「俺の後ろに隠れていれば大丈夫だ」
「まだ、世間知らずで気弱な公爵令嬢って設定、使えるかな?」
王太子の側近候補を、平手打ちしてしまったのだ。さすがにあり得ない。
「いや、問題ない」
でもアルヴィンはそう言って笑みを浮かべた。
「自分のことでは何を言われても怒らない気弱な令嬢が、標的が守護騎士になった途端、激高した。むしろ、勇気を振り絞って俺を守ったようにしか見えなかったな」
「そう……かな?」
アルヴィンを守りたかったのは事実。
初対面で彼に見惚れない女性なんかいない、とセシリアは断言することができる。
「どうした?」
急に立ち止まったので、人の流れに巻き込まれそうになっていたらしい。アルヴィンはさりげなく肩を抱いて、そこから助け出してくれる。
「忘れ物か?」
「ううん、大丈夫。少し緊張しているのかも」
我ながらコミュ障気味かもしれないと思うが、初対面の場は苦手だ。しかも最初の交流会のときに倒れてしまい、ヒロインとしか接触することができなかった。
「俺の後ろに隠れていれば大丈夫だ」
「まだ、世間知らずで気弱な公爵令嬢って設定、使えるかな?」
王太子の側近候補を、平手打ちしてしまったのだ。さすがにあり得ない。
「いや、問題ない」
でもアルヴィンはそう言って笑みを浮かべた。
「自分のことでは何を言われても怒らない気弱な令嬢が、標的が守護騎士になった途端、激高した。むしろ、勇気を振り絞って俺を守ったようにしか見えなかったな」
「そう……かな?」
アルヴィンを守りたかったのは事実。