最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
まだ出かけたばかりだ。アルヴィンではないだろう。
セシリアは侍女に対応を頼み、寝台に籠ることにした。アルヴィンが不在のときに、誰かと会うつもりはない。だが、来客の対応に向かった侍女は、困り果てた様子で戻ってきた。
彼女のこんな顔を見るのは、二度目だ。
(まったく……。面倒ね)
また王女か、それとも王太子か。
セシリアはうんざりした顔をしないように気を付けて、来客が誰だったのか侍女に尋ねる。
「あの、アレク王太子殿下です。先日の事件のお詫びをしたいとおっしゃっておりました」
「殿下が?」
もし王女なら、気分が悪くて臥せっていると告げてもらい、あとでお詫びの手紙を送ればいいと思っていた。
だが、王太子となるとそうもいかない。しかも、相手の要件は謝罪だ。会わずに帰すわけにはいかないだろう。
(アルヴィンが不在のときに来るなんて……)
仕方なく、セシリアは寝台から起き上がる。
ひとりの侍女には王太子を応接間まで案内してもらい、その間にもうひとりの侍女に急いで身支度を整えてもらう。
セシリアは侍女に対応を頼み、寝台に籠ることにした。アルヴィンが不在のときに、誰かと会うつもりはない。だが、来客の対応に向かった侍女は、困り果てた様子で戻ってきた。
彼女のこんな顔を見るのは、二度目だ。
(まったく……。面倒ね)
また王女か、それとも王太子か。
セシリアはうんざりした顔をしないように気を付けて、来客が誰だったのか侍女に尋ねる。
「あの、アレク王太子殿下です。先日の事件のお詫びをしたいとおっしゃっておりました」
「殿下が?」
もし王女なら、気分が悪くて臥せっていると告げてもらい、あとでお詫びの手紙を送ればいいと思っていた。
だが、王太子となるとそうもいかない。しかも、相手の要件は謝罪だ。会わずに帰すわけにはいかないだろう。
(アルヴィンが不在のときに来るなんて……)
仕方なく、セシリアは寝台から起き上がる。
ひとりの侍女には王太子を応接間まで案内してもらい、その間にもうひとりの侍女に急いで身支度を整えてもらう。