最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
魔封石
(わたしのアルヴィンなのに)
思わずそう考えてしまったが、ふたりはもう心を通わせ合った恋人同士なのだ。
これからは堂々とそれを主張できる関係なのだと気が付いて、たちまち嫉妬心など吹き飛んでしまう。
アルヴィンはセシリアの守護騎士なので、その忠誠は王家ではなくセシリアに向けられている。彼は片膝をついてセシリアに跪き、セシリアはアルヴィンに、王都の結界を張るように命令を下した。
アルヴィンは中央の台座まで歩み寄り、片手を魔石に当てて目を閉じる。
彼の魔力が高まっていくのを感じて、セシリアは両手をきつく握りしめた。
魔法が構築されていく。
その有様が、今のセシリアには手に取るようにはっきりとわかった。
アルヴィンの魔力も安定している。その魔法が王都を覆っていく様子を、セシリアは静かに見守った。
その背後で、儀式に立ち会った高位の貴族たちがざわめいている。
彼らはこの国では比較的、魔力の強い人たちだ。アルヴィンの魔力の強さが、はっきりとわかったのだろう。
思わずそう考えてしまったが、ふたりはもう心を通わせ合った恋人同士なのだ。
これからは堂々とそれを主張できる関係なのだと気が付いて、たちまち嫉妬心など吹き飛んでしまう。
アルヴィンはセシリアの守護騎士なので、その忠誠は王家ではなくセシリアに向けられている。彼は片膝をついてセシリアに跪き、セシリアはアルヴィンに、王都の結界を張るように命令を下した。
アルヴィンは中央の台座まで歩み寄り、片手を魔石に当てて目を閉じる。
彼の魔力が高まっていくのを感じて、セシリアは両手をきつく握りしめた。
魔法が構築されていく。
その有様が、今のセシリアには手に取るようにはっきりとわかった。
アルヴィンの魔力も安定している。その魔法が王都を覆っていく様子を、セシリアは静かに見守った。
その背後で、儀式に立ち会った高位の貴族たちがざわめいている。
彼らはこの国では比較的、魔力の強い人たちだ。アルヴィンの魔力の強さが、はっきりとわかったのだろう。