最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
腕の中に抱かれたまま、次の問題について考えた始めたセシリアに、アルヴィンは声を掛ける。
「ん?」
「いろいろと、考えなければならないことは多そうだ」
「うん、そうね」
これからのことを思い、セシリアの顔が曇る。
まだ入学して間もないのに、このイベントの多さはどういうことだろう。
「だが、セシリアがひとりで解決しなければならないことなど、ひとつもない。気になることがあるなら、すべて話してほしい。俺は何があってもセシリアの味方だ」
「……そうね」
頷きながら、セシリアは俯いていた。
転生者であることは話したが、前世のこと、ゲームのことは何も話していない。
黒い瘴気のこと、それに魔族が関わっていることを理解してもらうには、それを話さなくてはならないとわかっている。
(わかっているけど……)
そこまで彼を巻き込んでいいのか、まだ迷いがあった。
前世のこともゲームのことも、確固たる証拠があるわけではない。むしろセシリアの妄想だと思われても仕方のない話だ。
「ん?」
「いろいろと、考えなければならないことは多そうだ」
「うん、そうね」
これからのことを思い、セシリアの顔が曇る。
まだ入学して間もないのに、このイベントの多さはどういうことだろう。
「だが、セシリアがひとりで解決しなければならないことなど、ひとつもない。気になることがあるなら、すべて話してほしい。俺は何があってもセシリアの味方だ」
「……そうね」
頷きながら、セシリアは俯いていた。
転生者であることは話したが、前世のこと、ゲームのことは何も話していない。
黒い瘴気のこと、それに魔族が関わっていることを理解してもらうには、それを話さなくてはならないとわかっている。
(わかっているけど……)
そこまで彼を巻き込んでいいのか、まだ迷いがあった。
前世のこともゲームのことも、確固たる証拠があるわけではない。むしろセシリアの妄想だと思われても仕方のない話だ。