最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
「他を探す必要があるな。心当たりはないが、いろいろと手を尽くしてみよう。あとはその魔族に魅入られた人間と、操られている人間は誰なのか、探る必要がある」
黒い瘴気が確実に見えたのは、ダニーだ。
「あと、お兄様がどうしてあの場にいたのか、魔石の盗難に関わっているのか、それを調べなくてはならないわ」
魔石が盗難された現場で警備兵が見た、黒い瘴気。
兄ではなかったとしても、魔石を奪った者が魔族に関係しているのはたしかだ。
「やるべきことは多いが、焦らずに少しずつ探っていくしかない。相手は魔族だ。なるべくひとりにならないように、ふたりで行動しよう」
「うん。アルヴィンと一緒なら、何とか頑張れそうな気がする」
すべてを話して、心は随分と楽になった。
その分アルヴィンに背負わせてしまったが、彼が言っていたように、ふたりならどんな運命も乗り越えられると信じている。
(あのゲームと同じようにならなくてよかった。アルヴィンと出逢えて、本当によかった……)
ふと肩に重みを感じて視線を向けると、目を閉じたアルヴィンがセシリアの肩に寄り掛かっている。
まだ魔力が回復していないのだろう。
黒い瘴気が確実に見えたのは、ダニーだ。
「あと、お兄様がどうしてあの場にいたのか、魔石の盗難に関わっているのか、それを調べなくてはならないわ」
魔石が盗難された現場で警備兵が見た、黒い瘴気。
兄ではなかったとしても、魔石を奪った者が魔族に関係しているのはたしかだ。
「やるべきことは多いが、焦らずに少しずつ探っていくしかない。相手は魔族だ。なるべくひとりにならないように、ふたりで行動しよう」
「うん。アルヴィンと一緒なら、何とか頑張れそうな気がする」
すべてを話して、心は随分と楽になった。
その分アルヴィンに背負わせてしまったが、彼が言っていたように、ふたりならどんな運命も乗り越えられると信じている。
(あのゲームと同じようにならなくてよかった。アルヴィンと出逢えて、本当によかった……)
ふと肩に重みを感じて視線を向けると、目を閉じたアルヴィンがセシリアの肩に寄り掛かっている。
まだ魔力が回復していないのだろう。