最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
たしかに王女はあまり良い状態ではないと、アルヴィンも言っていた。彼女を救うためには、治癒魔法が使えるふたりを向かわせたほうがいい。
「……わかったわ」
セシリアは頷き、ふたりに防御魔法を掛ける。
「気を付けて。王女殿下を保護したら、すぐに王城から出て」
「でも、そうしたらおふたりは……」
「王女殿下が回復して証言してくれたら、騎士団を動かせる。魔導師団も。わたしたちはそれまで、ここで彼らを抑えるわ」
ゲームでは仲間に王太子と王女がいたが、ただの公爵令嬢であるセシリアとその守護騎士アルヴィンには、手に余る事態だ。
セシリアとアルヴィンが王女襲撃とはまったく関係のないことを証言してもらえば、あとは国として対応してもらうのが一番良いのではないかと思う。
ただ、魔族の力を利用している今のフィンとアレクには、普通の騎士が何人いても適わないだろう。
そこだけは、セシリアとアルヴィンで何とかするしかない。
仲間たちがたくさんいたゲームのヒロインとは違い、自分たちはふたりしかいない。それでも力を合わせれば、何とか勝てるのではないかと考えている。
「……わかったわ」
セシリアは頷き、ふたりに防御魔法を掛ける。
「気を付けて。王女殿下を保護したら、すぐに王城から出て」
「でも、そうしたらおふたりは……」
「王女殿下が回復して証言してくれたら、騎士団を動かせる。魔導師団も。わたしたちはそれまで、ここで彼らを抑えるわ」
ゲームでは仲間に王太子と王女がいたが、ただの公爵令嬢であるセシリアとその守護騎士アルヴィンには、手に余る事態だ。
セシリアとアルヴィンが王女襲撃とはまったく関係のないことを証言してもらえば、あとは国として対応してもらうのが一番良いのではないかと思う。
ただ、魔族の力を利用している今のフィンとアレクには、普通の騎士が何人いても適わないだろう。
そこだけは、セシリアとアルヴィンで何とかするしかない。
仲間たちがたくさんいたゲームのヒロインとは違い、自分たちはふたりしかいない。それでも力を合わせれば、何とか勝てるのではないかと考えている。