最強守護騎士の過保護が止まりません!~転生令嬢、溺愛ルートにまっしぐら!?~
「危険だとわかっているのに、見捨てることもできないわ」
そうしている間にも、フィンが攻撃を仕掛けてきた。
当たり前だが、今は戦闘中だ。
話し合う余裕などない。
「ここは俺に任せて、セシリアはふたりと王女の救出に向かえ」
「……アルヴィンは?」
「俺はフィンを倒してから、王太子を探す。セシリアは王女とふたりを城外まで連れていけ」
「でも、ひとりでは危険だわ」
「それを言うなら、王太子がどう動くかわからない以上、セシリアが単独で動くのも危険だ。できれば、ここにいてほしい」
「……」
たしかにアルヴィンの言うように、セシリアがひとりになった途端、アレクがこちらに向かう可能性もある。でも、このままではララリとリアス、そして王女が危ない。
ゲームでは王女もヒロインも生還しないと、グッドエンドにはならないのだ。たとえこの世界が、もうゲームと違うものになってしまっていても、全員でエンディングを迎えたいと思う。
セシリアが葛藤していると、その間にもフィンが再び攻撃を仕掛けてきた。
アルヴィンは剣に魔力を込めてその攻撃魔法を薙ぎ払う。
そうしている間にも、フィンが攻撃を仕掛けてきた。
当たり前だが、今は戦闘中だ。
話し合う余裕などない。
「ここは俺に任せて、セシリアはふたりと王女の救出に向かえ」
「……アルヴィンは?」
「俺はフィンを倒してから、王太子を探す。セシリアは王女とふたりを城外まで連れていけ」
「でも、ひとりでは危険だわ」
「それを言うなら、王太子がどう動くかわからない以上、セシリアが単独で動くのも危険だ。できれば、ここにいてほしい」
「……」
たしかにアルヴィンの言うように、セシリアがひとりになった途端、アレクがこちらに向かう可能性もある。でも、このままではララリとリアス、そして王女が危ない。
ゲームでは王女もヒロインも生還しないと、グッドエンドにはならないのだ。たとえこの世界が、もうゲームと違うものになってしまっていても、全員でエンディングを迎えたいと思う。
セシリアが葛藤していると、その間にもフィンが再び攻撃を仕掛けてきた。
アルヴィンは剣に魔力を込めてその攻撃魔法を薙ぎ払う。