愛しの彼に溺愛～ジムトレーナーの場合～

あれから普段の日常を過ごしていた。
パソコンを立ち上げブログを更新し、寝ながらネットサーフィンをし、そしてネタ探しのために食べ歩きをする。

失恋したことも完全に消化しきっていた。

そもそも私みたいなのがあんなカリスマトレーナーを好きなるのがダメだったんだよ。
それにあのときの東條さん少し怖かったし…。

うん！今まで通りただのお客さんとトレーナーが一番平和だ！

そう思うと気が楽になり軽い足取りでジムに入り着替えをすます。


「本日もよろしくお願いします！」


扉を開けて元気よく挨拶する私。
その後には東條さんの明るくも優しい挨拶が聞こえてくるはずだった…。


「…安藤さん」


パイプ椅子に座りながら怖い表情で私の名前を呼ぶ彼に圧倒される。


「前回のジムの次の日どこにいましたか？」