君とベビードール
「ちょっと、先生!!くすぐったいですって!」
思わず、笑いながら先生に抗議した。
「ん?何がだい?」
なんて言いつつ、
なおもあたしのうなじにくちびるをつけて、あ~~なんて言ってます。
じゃれ合いながらも、テレビが気になるあたし。
と…、急にあたしの両目を手で塞ぐ先生。
「あのー、先生?テレビが見えないんですけど…」
「そりゃあ、そうだよ。僕が君の目を塞いでいるからね。」
なんて、当たり前のことを言う先生に、
いやいやいや…、意味がわかりません。