君とベビードール
思い出したら、イラっとしてきたし…。
「…なんで、君が逆ぎれているんだい…」
勢いをなくした先生は、困惑ぎみです。
「だってだって!!先生の女子校生の方が、うんと身近じゃないですかっ!!」
腹が立ってきて、まくし立てるように喋るあたし。
「僕はっ!君にしか魅力を感じないっ!!」
「あたしもですっ!!でも、先生を好きな子はたくさんいるじゃないですかっ!!」
「僕はっ!君しかいらないっ!!」
「あたしも先生じゃなきゃ、イヤですっ!!」